毎週火曜日夜19時から放送しているこの差って何ですか?
たまたま昨日見ていたら、試食販売についての差をやっていました!
同じ同業者としてこれは見逃せない!とばかりに、くぎ付けになっちゃいましたよ(笑)
カリスマ試食販売員は橋本さんという女性の方。
実はセミナーを行ったり、雑誌にも特集を組まれたりと、すごく有名みたいですね。
カリスマ試食販売員と試食販売歴一年の新人の差!
スーパーの同じ場所で日にちをずらして9時~19時まで実施。
ウィンナーを販売して、そのテクニックと売り上げの差をくらべてみる。
買ってくれるお客さんの見極め方も紹介。
目次
試食販売のスタイルに差
まずはここから既に、カリスマと新人さんの差が出ていました。
橋本さんのエプロンと三角巾は赤のチェック。
それに対して新人さんは、紺一色。
ちなみに私のエプロンと三角巾は黒一色!(これしか持っていない)

でもこのカフェエプロン意外と優秀なのだ。
H型だから首や肩に負担がかからないし、写真じゃわかりづらいけどポケットも大きいので、使いやすいんです。
全13色で橋本さんおススメの赤もある。
でも私はあまり目立ちたくないので、無難な黒を選びました(笑)
三角巾も同じNext Stepさんのを使っています。
なぜ目立つ赤を選ぶのか?
橋本さんいわく赤は食欲増進効果があるとの事。
確かに寒色よりも暖色の方が美味しそうに見えますねー。
テーブルクロスも赤のチェックを使っていました。
ちなみに青や緑などは、食べ物が美味しそうに見えないので、避けた方がいいみたいです。
飲食店でよく見るのれんでも、赤色を使うと客寄せの効果抜群らしい。
つまり…橋本さんはエプロン、三角巾、テーブルクロス…、すべてが赤のチェック!
これなら遠目からでも、試食か何かやっているのかな~って、お客さんにも一目でわかりやすいですね。
お客さんへの試食アピールの差

橋本さんと新人さん共にまずは、目の前を通るお客さん1人ずつに試食を差し出して、声をかけていました。
でもお客さんはなかなか試食を受け取ってくれません。
お客さんは試食が目に入ってないのか素通り状態。
そこで橋本さんは通路に出て、さりげなく周りを見渡しながら、ターゲットを絞る!
あえて目を合わさず、背中を向けながら徐々にお客さんへと、近づいていきます。
どうして背中を向けて目を合わせないのか?
試食を渡すまでお客さんに警戒をさせない。
理由:直接目を合わせて近寄ってしまうと、お客さんが身構えてしまうんですね。
なので背中を向けながら、あえて自然を装いながら渡す。
まさにこれが、カリスマ試食販売と新人さんとの差なんですね!
確かに相手を警戒させないって、すごく大事な事ですよね…。
私自身も経験があるのですが、試食を渡されそうとお客さんが察知すると、お客さんが逃げていく(笑)
真っすぐ通路を進んでいたのに、こちらを見た瞬間、突然方向転換されるのです。
別にそんなあからさまに避けなくても、無理やり押し売りなんてしないんだけどね。
買ってくれるお客さんを見極める
まず新人さんは目の前を通ったお客さん全員に声をかけていました。
ところが橋本さんは、ここでもターゲットを絞ります。
買ってくれそうな人を見極めて声をかけているんですね。
- カートの上下にカゴを乗せている
そういう人は、しっかり買い物する目的で、スーパーを訪れている。
だから試食してもらってアピールすれば購入に繋がりやすい。
- 男性のお客さん
試食したから申し訳ないという気持ちが働いてしまう。
せっかく味見させてくれたんだし、普段は買わない物でも購入してくれやすい。
なるほど~確かにカゴをカートの上下乗せている人は、商品が山盛りになっているのをよく見る。
そういう人は歩くスピードも、ゆっくり目だから試食も渡しやすいですね。
男性のお客さんは、試食すると即決で買ってくれる人が多いのは納得。
女性のお客さんは、パッケージの裏を確認したり、他の商品と値段を比べたりとシビア。
まぁとは言っても男性の方は、食べたらこちらの説明を聞かず、すぐに立ち去る人も多いけどね…。
客足がピーク時に秘密兵器を使う
大体のスーパーは、夕方16~17時ぐらいになると、一気に客足が増えます。
もちろん橋本さんはこの機会を逃さない!
ここで、カリスマ販売員と新人さんの差が大きく出ていました。
- バター醤油でウィンナーを焼いて、食欲をおそそる匂いをだす
- 試食品が冷めないように、お皿の裏にカイロを貼って保温
- そのお客さんに合う 商品のレシピを見極めて渡す
それでは順番に見ていきましょう。
①バター醤油
橋本さんによるとウィンナーだけでなく、冷凍食品やハンバーグなど他の食材でも使える!
バターと醤油の組み合わせって、食欲をそそるのに最強かもしれない…。
更に夕方の時間ってお腹がすいてるし、自然と足が向いちゃいますよね。
②カイロ
私はカイロを試食皿の裏に張っている人を初めて見ました(笑)
まさかこんな使い方があったとは目からうろこ…。
メーカーからの指示書でも見た事がないし、派遣会社のマニュアルにも載っていません。
③商品のレシピを渡す
レシピ自体は、資材と一緒にメーカーから、送られてきている事がよくあります。
橋本さんはただレシピを渡すのではなくて、お客さんの足元を見て判断していました。
スニーカーなどラフな靴=健康系レシピ
ヒールなどのお洒落な靴=美容系レシピ
足元によってその人の生活スタイルや、何に気を使っているか見極めているんですね。
恐るべしカリスマ販売員…。
売り上げの最終結果は?

新人さん83個 橋本さん226個
その差143個!
結構な差がでましたね~!
販売する人によって、売り上げがこんなに差が出るとは、正直驚きました。
何しろ普段マネキン業をやっていても、誰がどれだけ売っているかなんてわからない。
その日に入っているマネキンさん全員が、違う商品を売っているから、比べようもないんですよね。
でも商品や天候によっては、一日で1、2個しか売れなかった…という声も聞きます。
今回の感想まとめ
単純にすごいな~さすがカリスマ販売員は違う!と納得する部分が多かった。
同じ試食販売をやっている身としては、すごく勉強になった。
でも正直言うと、突っ込み所が幾つかあったのも事実(゚Д゚;)
- 基本的に前髪は三角巾の中にしまわなければいけない
- 普通は販売時にマスクが必須
- バター醤油いいけどさ…それって自腹だよね?
- カイロするぐらいなら破棄しようよ
- 赤のエプロン
- ウィンナーは試食の王道だから、ぶっちゃけ誰がやっても売りやすい
私がウィンナーを試食販売した時の記事
突っ込み所をまとめるとこんな感じでしょうか…。
テレビの撮影という特殊な状況なので、どうしても普段の試食販売とは、異なる部分も多いとは思うけど。
試食販売で使う食材や備品のお金は、もちろんメーカーから支給されます。
だけどそれは、あくまでも販売に必要な物だけ。
バター、醤油、カイロ、この3つは間違いなく自腹になります!
だから私なら間違いなく、橋本さんの方法はやらない。
あとは赤のチェックエプロン
これがね…あの目立つ色を着るのは、かなり勇気がいりますよ(笑)
もしこれから、試食販売をしようと考えている方には、あまりおススメできない。
私が着ているような無地の黒が結局は一番使いやすいです。
黒の無地がいい理由
確かに橋本さんが着ているような目立つ色の方が、お客さんの目を引きやすいです。
これは間違いない事実。
でも実際の現場に行くと、大体のマネキンさんは黒エプロンと三角巾です。
派遣会社からも、なるべくなら無地の黒が好ましいと、説明を受ける場合が多い。
共通の決まり事として、キャラクターものは✕!
あと百貨店なんかは、黒エプロンと三角巾が必須だったりする。
目立ちたがり屋さんなら、派手な色でも構わないけど…担当者から冷めた目で見られる覚悟が必要です。
自腹なのにどうしてそこまでするの?
これはやはり、メーカーや店側からの指名によって、大きく変わると思います。
橋本さんぐらい有名な販売員になると、当然お給料も普通のマネキンと違うわけです。
一般的なマネキンさんは、いくら売り上げがよくてもお給料は変わりません。
更に言えば、指名が月に1,2件程度だと、手当がつかない会社もある。
お給料も変わらず手当もつかないのに、自腹でバターやカイロだの用意するなんて、馬鹿らしいですよね。
だから新人さんが、そういった裏技を使ってないのも、当たり前じゃないのかな。
少なくとも私が見たマネキンさんの中で、そこまで自腹でやる人は見た事がないです…。
だからあそこまで徹底してやれるのは、さすがカリスマ販売員ならではですよね。
1000店舗以上のスーパーで、試食販売をしているとの事だから、私もいつか出会えるのか…!?
カリスマ試食販売の橋本さんですが、ブログも書いているみたいです。
今月の24日付けで、撮影の裏話が載っていました!