学生さん~年配の方まで、幅広い層が働ける単発バイトの試食販売。
でもいざ派遣会社に登録して説明を聞いても、分からない事だらけじゃないですか?
単純なように見えて意外と、覚える事や専門用語が多いんですよね…。
会社に質問しても、面倒くさそうな態度だったり、手短にすませられるなど。
これって私が一番最初に登録した会社がそうでした(笑)
もちろん全ての派遣会社がそうではないのですが、意外と肝心な部分の説明が手抜きだったりします。
買い取りってどうすればいいの?搬入口はどうやって探すの?休憩はいつ取ったらいい?
きっと小さな疑問や不安が、いくつもあると思うんです。
そこで今回は、試食バイトを初めてする未経験の人に向けたお話しです。
入店、試食準備、休憩、片付け、退店。まで一連の流れを、具体的に説明していきます!
派遣会社のマニュアルじゃ分かりづらい部分も、私なりにピックアップしてみました。
これから試食バイトデビューするマネキンさんのお役に立てたら嬉しいです。
※鳩のマークで有名な某大手スーパーだけは、独自のルールがあります。
会社によっては、鳩のマーク専用のマニュアルが、存在する場合もあり。
他のチェーン店にはない厳しい決まりがある為、派遣先が鳩のマークだった場合は、会社のマニュアルを優先してください。
目次
前日準備①販売に必要な持ち物をチェック
まずは指示書をよく確認して当日忘れものがないようにしましょう。
初めて試食バイトをする場合には、試飲か調理の必要がない商品が多いと思います。
★その中でも絶対に必要な物をチェックしていきましょう★
他の備品として…マスク、手袋、ゴミ袋。
会社からの指示書にこの3つが、資材として送り込みの場合は必要ないです。
もし含まれていないとしたら、自分で用意しておいた方がいいです。
会社からのマニュアルに、消耗品の備品はスーパーからもらえると、書いてある事が多いですが。
実際はもらえない事がほとんどで、マネキンが予め用意している物という認識です。
それでもゴミ袋はくれるお店もあるけど…マスク、手袋まで要求すると間違いなく嫌な顔されます(汗)
ちなみにこれらの消耗品は、ちゃんと経費で落ちるはずなので、一応会社に確認しましょう!
前日準備②従業員入り口を確認しておこう
大体のスーパーは、トラックなどが出入りする搬入口という所に、従業員入り口があります。
じゃぁこれをどうやって探すのか?
当日の朝、スーパーをぐるぐる回って探していたら、時間かかるし大変ですよね。
私は試食バイトを初めてした日に、20分も入り口を探した苦い思い出が…。
前日に自宅から簡単に搬入口を探せる方法。
Google マップのストリートビュー機能。
これを使って派遣先であるスーパーの周りをぐるりとチェック!
建物の裏側か横辺りに、トラックが停まっていたり、荷物を積んだ台車が置いてあるスペースがありませんか?
大体のスーパーでは、搬入口から従業員入り口に繋がっています。
もしそれらしきスペースが見当たらない場合は、駐車場の奥や、地下に入り口がある場合も。
そういう場合は残念ながら、天下のグーグルマップでも分からないんですよね。
なので当日、派遣先のスーパーに着いたら、正面入り口から堂々と入店しましょう!
レジの人か近くを歩いている従業員に聞けば、教えてくれるから心配しなくて大丈夫。
お店の周りをうろうろして、時間を無駄にロスするよりも確実です。
当日。入店の受付はメーカー名を書く
入店の際に、自分の名前、会社名、入店目的、電話番号などを記載します。
ここで記入方法を、間違えてしまうマネキンさんをよく見ます。
・会社名→派遣会社ではなくて、販売する商品のメーカーを記入。
・電話番号→自分の携帯番号はNG✕。派遣会社の電話番号が正解。
検便検査書が必要な店舗は、記入が終わったら警備員さんに見せて入店完了!
ついでに売り場までの道順も聞いちゃいましょう。
この時点で聞いておけば、バックヤード内をぐるぐる彷徨う事もないから安心。
自分がお世話になる部門の担当者探し
さぁここからがちょっと大変。
イオンのように大型店舗だと、誰が社員なのか分かりにくいのです。
とりあえず指示書を確認して、自分が販売する商品の部門に向かう。
スーパーの主な部門は、青果、精肉、鮮魚、グロサリー、デイリーに分かれています。(店により名称が違う事もある)
その売り場へ行けばパートさんか、社員がいるので声をかければ大丈夫です。
挨拶の例:おはようございます。〇〇メーカーの〇〇商品の販売で来ました。担当者の方はいらっしゃいますか?
自分が販売するメーカーと、商品名は必ず把握しておこう。
不安な場合は指示書を見ながら伝えてもOK!
※会社名や自分の名前は言わなくても特に問題なし。(担当者はそこまで気にしてない)
大事なのはメーカーと、商品名です。
担当者に確認する事項
きっと会社からもらったマニュアルにも、担当者に朝の時点で確認すべき項目が、沢山書いてあると思います。
でも担当者は自分の仕事で忙しい為、そこまで丁寧に答えてくれる人ばかりではありません。
店によって感じいい人もいれば、不愛想な人もいる。
まぁこれは正直、どこの職場でも同じですよね(笑)
商品の販売場所・試食台の場所・資材の確認・食材をカットや調理するならその場所
その他の確認事項:休憩室、休憩に入る時間、トイレ、資材を送り返す場合の集荷場所。
この中で大事なのは、資材の集荷場所。
パートさんだと分からない事があるので、担当者への確認必須。
ある程度、試食の準備が整ってきたら、タイミングを見て朝のうちに聞いておきましょう。
会社からのマニュアルには、休憩時間も確認すると書いてあるかもしれません。
でもこれは無理に確認する必要なし。
マネキンさんは皆、自分の行きたい時に休憩を取っています。
届いている資材を受け取ろう
試飲、試食で使うカップ、フォーク、スプーン、販促物などが会社から届いているはずです。
大体が段ボールか、プラスチックケース、紙袋。
スーパーによっては、資材置き場が色んな荷物でごちゃついてるから、なかなか見つからない事も…。
そういう時は、会社に電話して資材がどんな箱でどのくらいの大きさか?を聞きましょう。
大体の目安がつけば探しやすいし、意外とすぐ近くにあって気づいてないこともある。
資材の箱が大きければ、そこに自分の荷物や上着類も入れて保管できます。
準備が出来たらいよいよ販売開始!

ここまでの準備で入店してから、30分~1時間ぐらい経っていると思います。
マニュアルには入店してからの30分で全て、準備するように書いてありませんか?
でも実際にはこんな短時間で、準備するのは無理な話。
手のかかる調理の時などは、1時間近く準備にかかる事もあります。
だから焦らずミスのないように、落ち着いて準備しましょう^^
初心者の方だと尚更、会社からのマニュアル通りになんて進みません。
あの通りに全て実行しようとせず、無理なく自分のペースでやれば大丈夫です。
・試食台にテーブルクロスを綺麗にかけてセッティング
・ゴミ箱は試食台の横か斜め前に置く
・販促物やアレルギーのポップがあれば試食台に張り付ける
・何の販売かお客さんが分かりやすいように、商品を試食台の上に2、3個並べる
明るくハキハキと声かけして、興味ありそうなお客さんがいたら試食を渡そう!
持ち場を短時間離れる時は
お手洗いや水分補給、調理などで、その場を離れる機会があると思います。
そういう場合はまず、試食品を全て破棄するか、バックヤードに下げましょう。
理由:異物混入の危険。子供が勝手に食べてしまう。
朝の準備段階で透明なビニール(肉や魚を買うと入れてくる小さいやつ)を、数枚持っておくと破棄が楽。
試食品が全てなくなったら、持参したふきんで台の上を覆います。
派遣会社からのマニュアルには、必ずバックヤードに下げる事。って書いてあるけど…。
ほんの短時間離れるたびに、試食台を下げるのって結構大変!
それに他のマネキンさんを見ていても、短時間なら皆さんそのままにしています。
スーパー側もそれぐらい分かっているので、注意された事なんて今まで一度もないですね。
(鳩のマークで有名な某スーパーだけは例外!)
お昼すぎて客足が途絶え始めたら休憩
スーパーは大体12時半過ぎると、客足が途切れてきます。
試食品のあまり具合やタイミングを見計らって休憩に行こう。
ちなみにわざわざ、担当者を探して休憩に行ってきます。と報告しなくても大丈夫ですよ。
これもなぜか派遣会社のマニュアルには、休憩に入る際は報告するように!って、書いてあるんですよね~(笑)
まぁ所詮、会社側は実際の現場を全然分かってないという事。
担当者=主任、代行、チーフなどの役職を持っている人達なので、彼らは基本的に忙しいのです。
だから事あるごとにいちいち報告されても、きっと邪魔なだけじゃないでしょうか(;’∀’)
もしゴミが溜まっていたり、足りない備品を買わなきゃいけない時も、このタイミングで済ませちゃいましょう。
あっもちろん休憩時間とは、別に考えてくださいね!
ゴミ出しや備品の買い物だって業務の一つですから。
休憩が終わったら午後の販売スタート
16時ぐらいから再び客足が増え始めて、夕方のピークへと向かいます。
試食も出やすくなるので、味見して気に入ってくれたお客さんにはしっかり商品もアピール!
午前中は試食ばかり出て、あんまり売れなかった…。
そんな時も夕方からのピークで、挽回できる可能性があるから、明るく声かけしましょう。
販売終了まで残り1時間切りだしたら、少しずつ片付けの準備をする。
この時間帯で、どれだけ要領よく片付けが出来るかによって、帰れる時間も変わってきます。
・終了時間まで持つように試食品を多めに作っておく
・タッパー、ボウル、トングなど洗い物を済ませる
・資材の返却がある場合は、段ボールの中を整理整頓
・報告書をエプロンのポケットに入れておく(終了後スムーズにサインをもらいに行くため)
そして自分の売り場を見渡しながら、朝挨拶した担当者がまだいるか確認しておくのも大事。
もしいなかったら、他に社員らしき人がいるのか、目星をつけておく。
試食販売の業務終了
さぁやっと終了の時間です、ここまでお疲れ様でした(*^▽^*)
ほっと一息つく前に、手っ取り早くやらなければいけない、重要な事があります。
担当者からのサインを、報告書にもらわないと帰れません!
ほとんどの新人さんは、ここでかなりの時間がかかってしまいます…。
だからこそ、終了間際の時間帯に担当者が居るのかを、確認する必要があるんですね。
探す場所の順序としては↓の番号を参考にどうぞ。
①売り場
②作業場
③事務所
あちこち探したけど、全然見つからないよ~!(泣)
そういう時は、お世話になる部門のバイトでもいいので、サインをもらいましょう。
聞き方の例:〇〇メーカーの試食販売で派遣されているのですが、担当の方が見つからないので代わりに終了のサインを頂けませんか?
もし報告書に店印も押す欄があるのなら、サービスカウンターで押してもらえますよ。
★ここで最後のチェック★
・資材の返却を忘れずに!
・ゴミは全部捨てた?
・後清算の場合は買い忘れがないように
・試食台は元の場所に戻した?
・私物の忘れ物はない?
退店の手続きを忘れないようにしよう
帰りは朝と同じ従業員専用の通用口から退店します。
もし入店許可のバッチや、首に下げるタイプのカードを渡されていたら、忘れずに返却しましょう。
店によっては、荷物のチェックが必要な所もあります。
軽く鞄を開いて中を見せるだけでOK!
これで試食バイトの一日が終了です^^
試食バイトまとめ
出来るだけリアルに試食バイトの1日をまとめてみました。
きっと初めてこのお仕事をする時は、何もかもが思い通りに進まないと思います。
でも何回かやっていくうちに慣れるので、最初は焦らずにいきましょう!
・焦らずにミスのないよう自分のペースでやろう
・試食品や備品の買い取りは絶対忘れないように
・買い取りした際のレシートは絶対なくさない
・報告書の提出を忘れないように