接客業をしていると日々、色々なお客さんが来ます。
それこそびっくりするぐらに、いこちらの常識が全く通用しない人も数知れず…。
その中でも私が一番、嫌いで苦手なのが高齢者!
接客業を始めてから、老人に対するイメージが180度変わりました。
自分がお客さんの立場で買い物をしている時も、目につくのは老人のマナーの悪さ。
店員さんを困らせ、怒鳴り、クレームをつける…。
まだ新人さんらしき若い女の子が、酷すぎる暴言に泣き出してしまった所を見た事もあります。
幸いにも上司らしき人が、すぐ駆けつけてくれたからよかったけど…!
あれは傍で見ているこっちまで、心が痛むぐらい辛かったです。
目次
どうして老人はすぐにキレるの?
よく歳をとると性格がだんだん丸くなると言いますよね。
でも実際は歳を重ねていくと、感情のコントロールが難しくなってくる人が多い。
特に怒りの感情は一度吹き出すと、理性では抑えにくいですよね。
その原因は「老化による自然現象」らしいんです!
テレビのニュースで、増加する老人のクレームについての特集を以前やっていました。
解説役として出演していた医師によれば「前頭葉」が関係しているとの事。
怒りの感情を抑制する前頭葉の機能が、年齢と共に落ちてくるんですね。
自分も将来、歳をとった時に老化が原因で、キレやすくなったらどうしよう?
老後の年金問題の他にも、まさか前頭葉の心配までしなきゃいけないなんて…(笑)
接客中の怒りを抑える方法は?
怒りを鎮めるためにまずは「6秒間待つ」
これが有効な手段の一つになると、ニュースで医師の方が言っていました。
私も仕事中、嫌なお客さんに当たると、むしゃくしゃした感情を引きずってしまうので…。
まずは深呼吸して6秒間、気持ちが落ち着くのを待ってみようと思います。
私が受けた理不尽なクレーム
やはりお金を扱うレジが一番文句を言われやすかったです。
しかも恐ろしいのが、こちらに落ち度がなくてもキレられる事!
いきなり大声で怒鳴られるので、本当に心臓が止まるぐらいビックリします…。
その理由が理不尽すぎて一瞬、何で怒っているのか理解できない事が多数でしたね~。
お金の確認をしただけでキレられる
これは本当に意味不明すぎて今でも軽くトラウマです!
例えば、お会計が「1290円」のように端数がある場合。
そこでお客さんが千円札を出すとします。
高齢者の方はお札を出した後に、やっぱり小銭があった!と出してくる人が多い。
だから私はいつも「〇〇円でよろしいですか?」と聞くようにしていました。
他のパートさんも、念のために確認している人がほとんど。
私が当たったお客さんは年配の男性でした。
いつものように「千円でよろしいですか?」と確認。
すると次の瞬間「出したからいいに決まってんだろ!いちいち聞くな!」と大声で怒鳴られました。
自分が悪かったのかもわからないまま、「失礼致しました」と返しましたが…。
その場を立ち去った後も、こちらを振り返りながらぶつぶつ文句を言ってました。
これは正直言って、恐怖でしかなかったです…!
お金を確認しただけで、キレられたんじゃまともにお会計も出来ませんよね。
やたらとレジを急かされる
現在、コンビニでパートをしていますが、レジを急かす人がすごく多い。(特に朝)
チケット類の発券、宅急便、お弁当を温めたりなど。
店頭サービスが増えてきた影響で、どうしてもレジに時間がかかる時があります。
でもお年寄りはそれ理解してないのか、レジをしている最中に文句を言ってくる!
以前、お弁当を温めている時、おばあちゃんからすごいキレられた事があります。
「何でこんなに時間かかるの!?もたもたしないでよ!」
きっとコンビニのレンジならすぐに温まると思ったんでしょうね~(笑)
でもお弁当によっては、1分ぐらいかかるものだってあります。
しかも手に持っていた杖でレジの台を、思い切りガンッと叩いてきたんです!
これにはさすがにびっくりを通り越してドン引きしました。
下手すれば営業妨害、器物破損になりますよ。
タバコを頼む時の態度が酷い
コンビニパートで、働き始めた新人だった頃の話です。
私は自分がバタコを吸わないので、銘柄がさっぱり分かりませんでした。
それでもよく売れる銘柄は、何となく把握し始めた頃。
少し柄の悪いおじいさんに「マイルドセブンのなんちゃらかんちゃら~」と頼まれた。
タバコを吸っている人ならご存知かもしれないけれど…。
今はマイルドセブンじゃなくて、メビウスに名称が変わっているんですよね!
だけど私は当時、それを知りませんでした。
いくら棚を探してもマイルドセブンが見つからない!(メビウスに変わっているから当然)
焦って探す私に、おじいさんは「そこにあるやろ!」ってキレだす。
それでも分からないので、何番になりますか?と聞きました。
タバコはそれぞれ番号がふってあるので、何番と伝えてもらえれば分かりやすいんです。
そうしたらおじいさんは、私の顔をえらい形相で睨みつけてきました。
新人だったので、制服には「トレーニング中」のプレートがついています。
「お前新人か!使えねー奴だな、そんなんじゃ辞めちまえ!」
そう怒鳴って舌打ちしながら去っていきました…。
まだパートし始めたばかりだったので、これにはすごく落ち込みましたね。
子供の頃抱いていたお年寄りの姿は幻想?
私が子供の頃、おじいちゃんおばあちゃんは、すごく優しいイメージでした。
近所に住む年配の方達も、嫌な人はいなかったように思います。
まぁ私が子供だったから、相手も優しかっただけかもしれないですが…(笑)
少なくとも子供心には、お年寄り=優しくて穏やかな存在だった。
でも最近、それは幻想だったのかな?と疑問に思うんです。
だって今は「老害」なんて言葉もあるじゃないですか?
老人のクレーマーが急増していると、ニュースでもよく見かけます。
もちろん良識があって尊敬できる年配の方も沢山いると思います。
だけど一部のマナーが悪い人のせいで、子供の頃抱いていた優しいイメージが崩れていく…。
とても悲しい事だと、この頃つくづく実感します。
高齢化社会でキレやすい老人が更に増加?
少子化の現代、これから更に老人が増えていく。
上でも書いたけど、キレやすくなるのも老化が原因。
だとすると高齢化が進むにつれ、店員を困らせる老人が当然増える。
只でさえ、今の若者は接客業をやりたがらない。
人手不足のせいでパートにも負担がかかっているのに、理不尽なクレームも増えるなんて…。
考えただけでも恐ろしくてゾっとします!(怖すぎる)
これじゃ接客業がロボットへ完全に切り替わるのも、そう遠くない将来かもしれないですね!